To the boundless heart , Than a limited thing

〜 限りあるものより、限りない心へ 〜

豊かさについて考えてみる

子どもによく聞かれます。何で勉強するのか。

 

はぐらかしたくないので、今の自分なりの答えを忘れないように残します。

 

 

豊かさってものについて

 
 
 理科って、勉強して意味あるんですか?何で勉強するんですか?
たくさんの質問を受けた中で、一番困った質問です。私が生徒だったとき、先生からは、こう答えていただきました。
 
「できないことに挑戦して、できることを増やすんだ。」
「心を鍛えるんだ。」
「勉強をしておくと、選択肢が広がるし、損はしない。」
 
でも、私の先生からの受け売りだとズルいので今年感じた、私なりの答えを書きます。
 
「豊かになるから」
 
 授業中に流星群の話をした時、「いつ、どこに見えるんですか?」「何時に起きて見ればいいですか?」と楽しそうに質問に来るあなたたちを見て思いました。
この子は今夜、空を見上げるんだろうなぁ。もしかすると家族と一緒に流れ星を探すかもしれない。
 その時見上げる空は、今まで見たことのない特別な空です。何せ、その夜空からは、星が降ってくるからです。
 今まで知らなかったことを知って、今までとは違った見方ができる。気づかなかった事に気づき、楽しみが増え、それを他者と分かち合って、皆で楽しむ。もしかしたら今まで知らなかった自分を見つけられるかもしれない。これは、モノやお金とは違った、大切な、確かな豊かさだと思います。これから先の君たちの人生が、たくさんの学びがある、実り多き、豊かなものになりますように。