To the boundless heart , Than a limited thing

〜 限りあるものより、限りない心へ 〜

一寸光陰不可軽

朱熹陶淵明も、似たような漢詩を詠んでいる。

 

時間は待ってくれない。早く老いてしまう。

学業は遅遅とした歩み。勉強なさい。

時間を大切にしなさい。すぐに次の季節が来るよ。

 

 

ただ、陶淵明の方には違う意味合いがあって、

「だからこそ、今を楽しまなきゃ損だ!」ともとれるそうである。

 

 

 

過ごす時間に意味は無くて、時間の中で感じた事や得たものが大切である。

 

言葉を発する事に意味は無くて、行動できた事が大切である。

 

行動する事に意味は無くて、その後に学んだ事が糧になる。

 

お金を使う事に意味は無くて、何を得たいのかを考えないといけない。

 

知識を持ってる事に意味は無くて、使い方が肝要である。

 

礼儀を重んじる事に意味は無くて、相手への敬意があってこその礼儀である。

 

正論を言う事に意味は無くて、事物の中で自分をどう置くかを考えないといけない。

 

手取り足取り教えてもらう事に意味は無くて、

自分の言葉で翻訳できた事だけが血肉になる。

 

自分にできる事は少ないが、自分を生かすには十分である。

自分にできる事は少ないが、自分でできる事でしか、人の役に立てない。

自分でできる事は少ないから、在るものを磨かないと使えない。

自分でできる事は少ないから、少しずつ充実させていこう。

 

 

古典から学ぶ事が多い歳になった。